先のことを心配したり、過去のことを悔やんだり、私たちの心はまるで「悩みセンサー」のように嫌なことを探し出してきます。
まったく困ったものです。
悩みに囚われて消耗していくのは、本当につらいものです。
どうして、こんなことになるのでしょうか?
ネガティブな感情なんてなくてもいいのに・・・そう思うこともあるのではないでしょうか。
でも、不安や後悔といったネガティブな感情は生きていく上で重要な感情でもあります。
先々の不安を解消するために対策を考えたり、過去の後悔による反省で行動を改善したり。
こうして人類が生き延び、発展することができたのもネガティブな感情のおかげ、と言ってもいいかもしれません。
苦しいネガティブな感情は、実は成長・進化のタネでもあるわけです。
しかし悩みに囚われていると視野が狭くなって、同じところをグルグル回っているように感じられてつらいこともありますよね。
人は危機や困難に対処するとき自然と視野を狭くして、問題に集中することで状況を打開しようと試みます。
・・・が、問題が複雑になってくると上手く解決策が見つからないということも多々あります。
大昔のように、猛獣に出くわしたときに戦うか、逃げるかという単純な選択ならよかったのでしょうけれど・・・。
複雑な現代社会でネガティブな感情で行き詰っているとしたら、どうしたらいいのでしょうか?
あるいは、ネガティブに感じられる状況に向き合っていくチカラを高めるにはどうしたらいいのでしょうか?
そういった状況に新たな視点をもたらしたのが「ポジティブ心理学」です。
これまでの心理学がネガティブな心理の 解明と治療に焦点を置いてきたのに対して、「ポジティブ心理学」ではポジティブな心理状態がもたらす効用について研究がなされました。
研究では、人はポジティブな気分のときの方が脳がよく働き、視野の広い考え方や様々なアイデアを考え出すことができることが明らかにされています。
※心理学者バーバラ・フレドリクソン:「拡張・形成理論」の「拡張効果」
つまり、複雑な悩みを抱える現代社会にあってはこれまでのネガティブ感情への対処に加えて、「ポジティブな心理がもたらす効用」を上手く生活に取り入れて活かすことが、新たな打開策を得るためには有用であると考えられるわけです。
そこで、ポジティブな心理をどうやって高めていけばいいかということになるわけですが、その一端を11/13(日)にさいたま市で開かれる「生涯学習フェスティバル」で簡単にご紹介しようと思います。
この機会に、「日々の生活の自分の感情のポジティブ/ネガティブバランスを見直してみようかな」、あるいは「ポジティブ心理学の考え方に少し触れてみようかな」と思われた方は、ぜひ「さいたま市生涯学習フェスティバル」に足をお運びください。
PRブースに出展してお待ちしております。
『2022年 さいたま市生涯学習フェスティバル』
日時:2022年11月13日(日)
※PRブースの稼働は 15:00~16:30
会場:シーノ大宮センタープラザ「生涯学習総合センター」
対象者:さいたま市在住、在勤、在学の方
※「生涯学習フェスティバル」に関する詳しい情報は、コチラ(さいたま市の生涯学習情報システムサイトへ遷移します)