2022年も残すところあと3日となりました。
みなさんにとって、今年はどんな年だったでしょうか?
私にとっては、分岐点となる大きな年となりました。
長年勤めていた広告会社を辞め、一念発起して「心理&ビジネスカウンセラー」として起業。
慎重な私がよく思い切ったものです。笑
思い切って行動できたのには、いくつもの要素の重なりがあります。
・コロナ禍で内省する時間ができたこと
・生きづらさを抱えた人を多く目にするようになり、心が締めつけられることが増えたこと
・組織の意図を汲んで生きることに疑問を感じるようになったこと
・子供が巣立ったこと
・人生100年時代で、この先をどう生きるかを考えなければいけない時代になったこと
・その反対で、人生にはいつ訪れるかわからない死もあるということ(コロナ禍で死も身近に迫ったように感じます)
これまで携わってきた広告代理店の戦略プランナー職は、自分にぴったりと感じられるほど充実感のあるものでした。クライアントの方々や社内のメンバーとひとつになって達成感のある仕事ができたと思っています。「マズローの欲求5段階説」でいえば、4段階目の「尊重欲求」まで満たされていたのかなと感じています。
でも、一方で「階段の踊り場」にも差し掛かってたのかなとも思います。
現状と自分の間にギャップというか、消化不良のような違和感を感じるようになっていました。
どこかに伸びていきたいのに、どこ行ったらいいのかわからないといった感覚です。
それでも、コロナ前は目の前の仕事に追われることで、時間は否応なく前に進んでいきました。
時間をどう使って、どう生きるかということはあまり考えなくてもよかったように思います。
今回、このように転身できたことは「コロナ禍」のおかげなのかもしれません。
内省する時間ができたことで、自分が大切にしたいものを改めて考えることができました。
そして今、自分は自分のチカラで「より自分にフィットする自分」になろうとしています。
「マズローの欲求5段階説」でいえば、5段階目の「自己実現の欲求」に挑戦しているのだと思います。
もちろん、「自己実現の欲求」は独りでできるものではなく、他者との関係の中で実を結んでいきます。
元来、広い人付き合いは苦手な方で、狭く深い関係を好んでいるので人脈はなかなか広がりません。笑
それでも、この半年でご利用いただいた相談者の方々やビジネス相談の機会を作ってくださった方々のおかげで、少しは新しいカタチで社会に貢献できることができたのかなと思います。
2022年は私にとって「子供時代」「サラリーマン時代」に続く、第3のステージ「カウンセラー時代」の幕開けの年。
遅々とした歩みではありますが、それもまた自分らしく、大器晩成を唱えながら一歩一歩進んでいきたいなと思います。
相手に関心を持ち、楽しんで仕事をする。
この気持ちを大事にして、相談者の視界を一緒にクリアにしていくお手伝いをこれからも頑張っていこうと思います。