今が残りの人生で一番若い

テレビを見ていたら「今が人生で一番若い」という広告コピーが耳に飛び込んできました。

何のCMかは覚えていないのですが(笑)、その言葉だけが強く心に響きました。

 

「そうだよなー、行動を起こすなら気力・体力がある若いうちだよなー」

そして、それは誰にとっても、何歳であっても「今が一番若いんだよなー」としみじみ思いました。

 

ネットで検索してみると「今が残りの人生で一番若い」ということは、いろんな方が言っています。

誰が最初に言ったのかは置いておいて、それだけ人口に膾炙(かいしゃ)しているということは、この言葉が強い力を持っているということなんだと思います。

 

ちなみに、「人口に膾炙する」というのは、「広く人々の話題にのぼっている」ということ。昔、学生時代にあまりに耳慣れない言葉に「なんだコレは!」と強く脳に刻まれましたが、いっこうに使う機会がなかった言葉です(笑)。まさか、使う機会が訪れようとは。

 

 

話が脱線しました。

 

「今が残りの人生で一番若い」に話を戻します。

 

人は往々にして、過去を嘆き(なげき)、未来に不安を覚えて立ちすくんでしまいます。

もちろん、私もそのひとり。

 

「ああ、なんであのときああしなかったんだろう。あのときこうしておけばよかったのに・・・」と過去のことで頭がいっぱいになったり、「この先、もしああなったらどうしよう。きっとこうなるに違いない」など未来に起きる困難やトラブルを想像して不安をどんどん膨らませてしまったり。それで立ち止まることの方が、かえって状況を悪化させてしまうのに、そこまで考える余裕もなくなってしまいます。みなさん誰しも、こういった経験はあるのではないでしょうか。

 

 

でも、冷静に考えれば、過去の事実はもう変えようがありません。

また、未来の出来事はその時になってみなければわかりません。

 

本当に変えられるのは「今」だけ。

 

やることもできるし、やらないこともできる。

やることだって、いくつも選択肢があるかもしれない。

そして、その行動を選択できるのは自分。

 

何もできない赤ちゃんから始まった人生は、年を経ることに自分で創り、自分で前へ進めなければならないものとなっていきます。ときに状況に流されながら、ときに自分で逆流をさかのぼりながら。

 

「今」をどう行動し、ここから先の自分の人生をどういうものにするのか。なんだかんだ言って、最終的には自分次第です。だから、いろいろ考えて、悩んで、更にまだ考えているのなら、まずは自分の気持ちが素直に向く方へ一歩踏み出してみてはどうでしょう?

 

なんてったって「今」が一番若いのですから。

 

体力・気力が一番あるのは、まさに「今このとき」。

 

 

ちなみに私が一歩踏み出したのは、心理&ビジネスカウンセラーとしての起業。

 

高揚感がありますが、もちろん同じぐらい軌道に乗るか不安もあります。

でも、すべてはいま目の前にいる相談者さんに向き合い、相談者さんの本来なりたい姿に意識をフォーカスすることが大事。

個人の心の問題、企業のビジネス課題、どちらも絡まった糸をほぐして「ありたい姿」へとストーリーを見出すことです。

「問題解決」は私が自然とエネルギーを注いでしまう「やりがい」なんですよね。

 

 

みなさんは、いま何か心に秘めたものはありますか?

 

 

 

 

※追記

もしも過去の事実にあまりにも苦しみ、囚われているならば、事実は変えられませんが、「解釈を変える」ことで心のバランスを取り戻していくのがいいでしょう。あせらず、じっくりとカウンセリングで心を整理していくのがいいと思います。