人類が競って月を目指すとき、深海を探る人がいるって大事

最近は、月の探査に関するニュースをよく耳にします。

火星を始め将来的な宇宙探査の拠点としての月の存在が、俄然、クローズアップされてきていますよね。

世界各国が先行利益を得ようとしてか、先を急ぐように月探査機を送り込もうとしています。

 

人類はアフリカの一地域から外へ外へと拡張することで繁栄してきましたから、やがて宇宙へと広がっていくのは自然な流れなのかもしれないですね。

 

「人類は増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって・・・。 宇宙世紀ダブルオーセブンティナイン、地球から最も遠い宇宙都市サイド3は・・・」

 

ファーストガンダム世代としては、自然にこんなナレーションが頭の中を巡ります。笑

 

 

注目されるところに競争が発生し更に関心が高まり、それをメディアが取り上げることで関心の輪が一層広がっていく。それが産業発展の後押し、気運づくりになっていく訳ですが、そこに乗るか乗らないかは人それぞれ。

 

みんなが月を目指して上を向いている時に、下の下のさらに下、深海に興味を持って研究をするという人がいてもいいですよね。時代の追い風がなくて研究者本人にとってみれば寂しいかもしれないけれど、みんなが同じところを目指していては、競争の末の淘汰と疲弊の憂き目にあってしまうかもしれません。(極一部の勝者になればいいのでしょうけれど)

 

 

みんなが同じ方向を向きそうな時に、あえて違った方向に進んでみる。

 

更にその分野が好きなことであれば、なおのこと願ってもないチャンス。そこに目を向ける人は少ないので過当競争は起きないし、自分が開拓者として、競争原理ではなく、好奇心の原理で動けるからです。人は状況で動かされるより、内発的な動機で動けた方が幸福感が高まります。

 

拡張・競争で発展してきたのが人類ですが、多様性で生き延びてきたこともまた事実。いろいろな人、いろいろな考えがあってこそ、絶滅せずにいる今日があります。

 

 

さてさて、私はこの時代をどう生きるか?

 

仕事でバリバリと花形になって上昇していくのもいいけれど、心の深いところにつっかえたものを抱えた人がなんだか増えているような気がして。

 

だったら私は、心の奥深くまで潜っていって、その人が持っている輝く石を一緒に探し出して、意志に変えるお手伝いをするのがいいかな、と思っています。