古民家カフェで安らぎを

みなさんは古民家カフェに行くことはありますか?

 

古民家カフェって、どうして居心地がいいんでしょうね?

 

どのような環境が心地よいと感じるかは人それぞれだと思いますが、私にとっては「懐かしさ」「生活感」「広い、あるいは高い空間とそれを支える太い梁や柱から感じる、どっしり大きく構えたおおらかさ」「自然と共存している感覚」「そこで働く人たちのはつらつとした雰囲気」「すてきな料理」などなど、魅力を数え上げたらきりがないですね。

 

私の祖父母の家も高い天井に太い梁が通った古~い建物で、お盆や正月に親戚の子供たちが集まって遊んでいました。とても懐かしく、幸せな記憶です。

 

こうした古い建物は、何世代にも渡って、そこで暮らす人々の喜怒哀楽を見守りながら、歴史を染みこませてきたんでしょうね。あらゆることを経験したきた建物が醸し出す静けさとおおらかさは、心に落ち着きをもたらしてくれます。

 

それはリアルタイムの喜怒哀楽ではないから、こちらも落ち着いていられるのかもしれません。本当にその家で暮らしていたら、それはそれで大変なことでしょう。

 

 

ディズニーリゾートのように精緻につくられたファンタジーの世界に入り込んで楽しむというのも心を解放するひとつの体験ですが、古民家はそれとは反対に土着の暮らし。脈々と受け継がれてきた日本人の暮らしであって、そこに一時的にでも身を置くというのは、どこか安心感をもたらしてくれます。

 

現代生活は、個人が切り離され、情報空間でつながりを確かめようとする、どこかふわふわとした拠り所のない感じ。やっぱり大地と歴史に根差した安心感を誰もが求めているのではないでしょうか?

 

そんなさまよう心をひととき落ち着けてくれるのが「古民家カフェ」なのかなと思います。

 

 

この週末は、みなさんも古民家カフェで気持ちを整えてみませんか?