無計画の旅

みなさん、旅行は好きですか?

 

どんな旅行をしていますか?

 

私はついつい立ち寄る観光スポットを多く詰め込んで、スケジュールに沿って行動してしまいます。

 

事前に旅先を調べていると見たい所がたくさん出てきて、どれも捨てがたいように感じてしまいます。また、同じ旅先に行くこともあまりないため、「これを逃したら一生見ることはないだろう」との焦燥感も湧いてきます。

 

最終的には時間に限りもあるので、泣く泣く数ヵ所削って、スケジュールを練り上げて出発します。

 

いろいろな観光ポイントを検討しながら、計画を立てていくのは、それはそれで楽しい作業ですし、様々なパターンを考えていると、それだけで旅行に行ったような気分になります。

 

そう考えると、旅行というのは、事前計画中、旅行中、事後の写真整理など、ひとつのイベントで3回も楽しめるお得なレジャーですよね。

 

そして、その楽しみ方には個性も出るのかな、と思います。

 

私の場合、計画に熱中する、観光スポットを詰め込み過ぎる(笑)、計画通り行動する(でも、詰め込み過ぎでちょっとハード)というのが特徴です。

 

その特徴は、旅行以外の行動にも当てはまりますね。

 

ワークショップもついつい様々な項目を詰め込んでしまいます(笑)。もちろん予行演習もしっかりして時間通りに収めるよう準備します。でも当日は、その場の流れもあるので押し気味になってしまいますけどね(笑)。

 

こうした詰込み的な思考は、学校教育で身につけたんでしょうかねぇ(笑)。

 

思えば、遠足も数々の名所めぐりや行動予定を時間通りにこなしていったように思います。

 

 

そんな私ですが、この前、ついに全く逆の旅行をしてきました。

 

宿泊先以外は、何も決めずに行動したのです。

 

もちろん旅先の観光ポイントは予めチェックしてありましたが、行動計画は立てずに、その場その場で妻とどうしようか相談しながら気ままな旅を楽しみました。

 

すると、思いがけず遠くまで歩いてしまい、戻るのに路線バスに乗ったり、クルマで移動中に思いつきで寄り道したら偶然観光スポットにたどり着いたりと、予想外の出来事にとても楽しい経験をしました。計画通りに行動していたら、こういった楽しさはなかったですよね。

 

計画的であることは生きていく上で重要なスキルではありますが、生きる楽しさというのは、こうした想定外のところにあるのかもしれませんね。

 

そうそう、そういえば小さい頃は、友達とちょっと遠い公園に自転車で遊びに行って、帰りは知らない道を通ってあえて迷子になりながら帰ってくるというのを楽しんでいました。あっちじゃないか、こっちじゃないかと勘を働かせながら、やがて知っている場所にたどり着いたときの喜びが格別だったんです。

 

たまには無計画になって、自分を泳がせてみませんか?

 

きっと生き生きとした自分に出会えるんじゃないかと思います。